大学・専門学校生向けプログラム 3つの理念

1.人は限りない可能性をもっている。

 人は限りない可能性をもっています。しかし、多くの人は、この事実を疑っています。少し難しい場面に遭遇すると、「私にはできない」「私には無理」と思いがちです。
これは過去の失敗から学んだ、誤った思い込みです。人は、ある事象に対峙した時に、過去に経験したデータに照らし合わせて、その事象がもたらす結果や未来を予測します。過去に同じような場面に遭遇し、それが失敗に終わっていた場合、「今度もうまくいかないのではないか」と脳が勝手に判断してしまいます。
しかし、冷静かつ客観的に見れば、過去と現在では、状況も異なり、自分自身もあの時とは違った自分であることが多いものです。以前に失敗したからといって、今回も失敗すると考えるほうが、実は不合理なのです。

また、人はこの世に生まれてからさまざまな経験を積んで、自分自身を形づくってきます。そして、前述したように、何かを判断するときに過去の自分の経験を基にして考えるため、ある程度分別がつくようになると、経験したことがない未知のものに対しては警戒心を抱き、自分の可能性をさえぎってしまうこともあります。
しかし、子供の頃は、出会うものがすべて初めてであり、その出会いや経験を通じて自分を形づくってきたことを考えれば、未知のものに警戒心を抱き、遠ざけてしまうことは、やはり意味のないことなのです。

「人はいつも、その時点で、限りない可能性をもっています」「人は、なりたい自分になれるのです」


実践行動学は、行動を通して夢や目標を達成するために、まずこの考え方をベースにしてスタートします。

2.目標ある人生は素晴らしい。

 「夢を実現する」「なりたい自分になる」、毎日このようなイメージを抱きながら、その目標に向かって、活き活きと行動することは、それ自体がその人の人生を豊かなものにしてくれます。目標ある人生は、私たちの毎日に幸せをもたらせてくれます。

夢や目標は、それぞれの人にとって大切な何かであれば、内容に良い悪いはありません。世界に通じる技を身に付けるのもよいでしょう。公務員になって地域のために働くことが目標でもよいでしょう。さらには、年齢を重ねるごとに、経験を積むうちに、夢や目標が変わり、ステップアップした新たな目標に向かって進む、そんな人生も大歓迎です。それぞれの価値観に合った夢や目標をもち、それに向かって、イキイキ、ワクワクしながら歩んでいくことが大切なのです。

実践行動学が提唱する理念は、

「目標ある人生は素晴らしい。だから、それぞれの価値観に合った目標を設定して前向きに人生を歩みましょう」


というものです。

人生には必ず「困難」が現れます。しかし、目標を持つことで、その困難を乗り切るエネルギーが生まれてきます。困難に対して「どうしたら、この難局を乗り切ることができるのか」という前向きな問いも生まれ、それに対して脳が適切に働くようにもなります。そこから出た答を実践することで、さらに夢や目標に近づくこともできるでしょう。目標をもつことは、人生において、はかり知れない効用をもたらしてくれるのです。
実践行動学研究所は、そうした習慣を多くの人たちに身につけて欲しいと願っています。

3.情熱とスキルが目標を達成する。

 情熱、熱意、やる気、モチベーションなど、言葉はいずれでも構いません。夢や目標に対する強い意志があれば、達成の可能性はうんと高まります。「思い」は何よりも大切な要素です。
また、強い「思い」をひとりで持ち続けられる人もいますが、それが難しい場合、やはりその「思い」を援助する人の存在が必要になります。それはサポーターであったり、あるいはメンターであったり。そして当研究所が認定するファシリテーターも、夢をもつ者たちがその「思い」を継続するために重要な役割を担うことになります。

一方、「思い」に加えて、達成のスキル(技術)があれば、目標達成の速度が上がります。
たとえば、「次の日曜日に友だちを誘って映画を観に行こう」と思ったとき、人は頭の中で、この目的を達成するためのプロセス(たどり着くまでの手順)シミュレーションします。

友だちに電話をする
互いに都合のよい時間を決める
当日、映画館の前で落ち合う
映画を観る
映画のあとで食事をする

当たり前といえば、当たり前のことですが、しかし、前もってプロセスをシミュレーションできるから、現実の場面で目的を達成することができるのです。このプロセスをシミュレーションできない幼い子どもが映画を見に行けないことを考えれば、明白な事実です。
世界で活躍するプロスポーツ選手が、小学校の卒業文集の中で、その夢を描いていたという話をよく聞きます。中には、毎日このくらい練習するという具体的なプロセスを書いていた選手もいるそうです。これもプロセスをシミュレーションして、目標を達成した例ではないでしょうか。

目標達成への「思い」に加えて、

プロセスをシミュレーションするスキル(技術)

 を身につけることで、目標達成の可能性を加速度的に高めることができます。実践行動学のプログラムでは、この「プロセスをシミュレーションするスキル」も学びます。

以上のように実践行動学プログラムは3つの理念をもとに、アクティブラーニング※1などを取り入れキャリア教育キャリア形成モチベーションの向上や継続を目的とした動機付け教育初年次教育の教材として活用されています。

※1アクティブラーニングとはファシリテーターが一方的に教える「講義形式」ではなく、受講者がグループディスカッションやプレゼンテーションなどを通して、自ら課題を解決したり理解度を深めていく「能動的」な学習法です。