学生・ファシリテーターの声

実践行動学実施後のアンケート調査報告

2020年度 実践行動学採用教育機関アンケートより

調査内容 アンケート実施時期:2020年4月~2021年3月
アンケート配布学校数:47校

回答数等

Part1 Part2 Part3
学校数 31校 24校 26校
コロナ禍による
中止校・延期校数
5校 11校 8校
学生数
(のべ9,573名)
4,040名 3,314名 2,219名
ファシリテーター数 405名 397名 351名

2020年度に実践行動学を実施した各学校様から頂戴したアンケートを集計いたしました。その中から内容の一部を掲載いたします。
今回はコロナ禍の影響を大きく受けましたが、今後も同様のアンケートを実施し、実践行動学の質的向上に役立てていきたいと考えております。

実践行動学を受講した学生の声

Q.実践行動学の授業を受けて、目的や内容は理解できましたか?(各Part共通質問)

Part1「意欲的な心構え」

目的や内容は理解できた95.9%
できなかった4.1%

主な感想・意見
  • 将来の目標などについて考える機会があまりなかったが、この実践行動学で考えることができて有意義に思う。
  • 誤った思い込みの説明で自己暗示の恐ろしさを知ったので、挑戦していくための勇気をつけていき、学ぶことに意欲的になりたい。
  • 日常生活で不意に口にしている3Dを改めて考えてみたら、情けなさを感じた。しかし、自分を変えられるきっかけとなるマジックドアだった。
  • 考え方や捉え方でプラスにもマイナスにも持っていける。これからの自分の目標や生活のあり方を考えさせられた。
  • モチベーションの上げ方や目標に向かう上での気持ちの持ち方など、今の自分にとってとても大切なことを学ぶことができました。
  • 目標を決めてその目標に向かって頑張る前に、目標までの道を整えてあげること。簡単だけど見落としがちなことだと思いました。

Part2「自分の可能性を広げよう」

目的や内容は理解できた95.9%
できなかった4.1%

主な感想・意見
  • 自分は考え方が多少ネガティブな方だったので、今後はマジックドア2の内容で前向きな方向に考えられるようになりたいと思いました。
  • 「自分にはできない」と思い込んでいた否定的な思考をやめて、なんでもチャレンジしてみようという肯定的な思考に変わった。
  • 自分がかかえている問題や悩みから逃げるのではなく、きちんと解決していかなければならないということを実感しました。
  • 考え方を変えれば行動が変わるということや、ネガティブではなくポジティブに物事を考える大切さを理解することができた。
  • 国家試験もありピリピリとした状況の中で、このようにリラックスして楽しく考えられる授業があって少し息抜きになりました。
  • 今回のPart2はオンライン授業で少し不安ではありましたが、オンラインなりに家でゆっくり考える事ができたので良かったと思います。

Part3「社会へ出る準備を始めよう」

目的や内容は理解できた96.8%
できなかった3.2%

主な感想・意見
  • 自分の過去、現在、未来を見つめなおし、自分の特徴や性格などを自己分析し、それを活かしたり改善したりする良い時間でした。
  • 何年も先にある大きな目標ではなく、すぐ先の小さな目標を一つ一つ達成して大きな目標に近づいていきたいと思いました。
  • 検定合格、就職内定など、これからたくさんの課題があるなかで、自分は何を優先すれば良いかが明確になった。
  • 人の前で自分の考えを発表するのは少し恥ずかしかったけれど、自分らしく落ち着いて話すことができて少し成長が感じられた。
  • 多くの考え方や意見など、普段の授業では得ることのできない特別な授業でしたので、とても有意義な時間を過ごすことができました。
  • 働くことへのイメージを以前より深めることができたが、自己分析にかける時間がもう少し多くても良いと思った。

実践行動学を担当したファシリテーターの声

主な感想・意見

  • 入学後の実践行動学は効果的だと改めて実感した。話し合いを通じて仲を深めることもそうだし、いろいろな人の意見や考えを聞くことは非常に大切だと思った。
  • グループワークを行うことは、学生のモチベーションの向上や気分の切り替えに大変効果的だった。また、面接の志望動機など自身を見つめ直す事にも役立った。
  • 退学防止に効果があり、退学率が大幅に減少した。今回も他学科と合同で実施したが、新たな交友関係を築くきっかけ作りになり、結果として退学防止に繋がる可能性が高いと思われる。
  • 長期休暇明けでやや意欲が低下気味であったが、自身の気持ちを振り返り改めて考える時間を持ったことによって、再度モチベーションを高めることができた。
  • 自分から積極的に発言しない学生も、グループリーダーの役割が必ず回ってくることでリーダーシップをとり発言する機会を得ることができたようだ。
  • 自己肯定感の低い学生が、今後の学生生活・就職活動に向けて自分を見つめ直し、客観的に自分を見ることで自己分析を深めることができた。
  • 実践行動学の導入時に行う自己紹介やグループディスカッションを通して、学生間の距離が縮まり、その後の授業に入りやすくなった。
  • 実践行動学の良いところは、初対面の学生が苦手とする基本的なコミュニケーションやディスカッションのやり方を「ルール」として落とし込んでいるところ。その意味でルールとして徹底させる事がポイントだと思う。
  • 今年度はコロナ禍によりグループ学習等ができていなかったため、オンラインでもグループ学習ができたことに学生たちは大変満足していた。
  • 実施時期とグループ分けに細心の注意を払って実施している。ファシリテーターとしてのアドバイスや促しも、状況によっては「気づきの機会を奪ってしまう」ので慎重に対応している。
  • グループリーダー朗読が心の問題等でできない学生には、朗読を無理強いしない配慮を行った。留学生には日本語の練習の意味も込めて、周りのメンバーがフォローしながら朗読を行った。 
  • 言葉の遣い方や声の掛け方に気をつけたり、強制的に答えに導かないよう共感し受容するようにしている。否定的な言葉は遣わず前向きな表現をするなど、話しやすい雰囲気を作るように心掛けた。また、盛り上がっていないグループへのフォローや、学生が孤立化しないようにグループメンバーの配置にも気をつけた。
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